なぜ日払い求人があるのか

簡単に述べてしまうと需要と供給がマッチしているというのもありますが、時代背景による要因が大きく、日払い雇用の方が企業側からみたメリットが大きいのです。
それは、大手・中小関係ないです。

日本で正社員を雇う際に発生するコストは、一人当たり平均で50万円程度必要とされています。知らない方からすると多いように感じられますが、この額は新卒社員からベテラン社員の平均値です。
人件費といわれるものですが、深くみてみると正社員を雇うという事は、毎月の給料の他にも、ボーナス、退職金などがばかにならないのです。

この人件費といわれるなかで大きな割合を占めるといわれるものの中で社会保障費といわれるものがありますが、この企業が非雇用者(正社員)と折半するものが意識した事がない雇用者の想像を遥かに超える額となっているのです。

そして、それ以上に大きな負担と言われるのが「一度雇うと簡単に解雇出来ない」という点でしょう。
雇用側というのは、滅多な事がない事には非雇用者(正社員)を解雇する事が出来ません。

厳密にいえば、横領や社内規定を犯す行為などがない限りは解雇は難しいと言われています。

また、企業というものは、繁忙期があったり、受注の関係で本来雇用主が任せたいと思っている仕事がない場合などもありますが、正社員として勤務している社員はこの期間も雇い続けなくてはならず、売り上げと反してマイナスコストとなってしまう懸念が経営者には常に付きまといます。
つまり、社内が暇になってしまう事による人件費に最も頭を悩ませるのです。

この点から、日払い労働者という存在が重宝されるのです。
基本的に、日払い求人をかける際は仕事がある、既存の正社員の手だけでが足りないという状態を前提として募集をかけるので、雇用主にとっては都合が良いのです。

必要な期間だけ募集をかけて、繁忙期が過ぎれば募集を止める。しかも日払い労働者に関しては、一日単位での募集が可能ですので、雇用者側から見てこれ以上な事はありません。

被雇用者側からみれば、暇な時間をうまく利用する為の日払いバイトに応募しているわけですので双方WIN WINというわけです。

また、一日限り、未経験でも応募可能という点かたみて、熟練の技術や経験を必要としないわけですので、被雇用者は気軽に応募出来るので日払いバイトは人気となっているのです。

日払いバイトを軸として働く日払いワーカーも存在しますが、普段はサラリーマンをやりながら土日のみ従事する副業ワーカーも多数存在します。これは日払いの求人がかけられる業種が、主に土日がメインのイベント系、サービス飲食系、工場系、引越、軽作業系が多い事が要因といえます。

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